皆様初めましてトヨタカローラ香川(株) 善通寺インター店 向井です。
まずは簡単に自己紹介をさせてください。
・名前 向井 嘉宣(むかい よしのぶ)
・年齢 33歳
・趣味 バス釣り、ガンプラ(最近ジークアクスを観ました)、工具収集
さて私は経営人財2期生として当社の未来に向けたエンジニアの有り方を考え改善していく活動をしています。ここでは簡単にですが当社が目指すエンジニアについて触れさせてください。
車は、いま大きく変わり続けています。
ハイブリッド、EV、自動運転支援などの最新技術が次々に登場し、クルマは「乗り物」から「電子機器」へと進化しています。
そんな時代、整備士にはこれまで以上に深い知識と判断力が求められるようになっています。
では、その整備士の姿は、どんな存在であるべきでしょうか?
私たちは、整備士を「街一番のお医者さん」だと考えます。
■ お医者さんと整備士の共通点
信頼されるお医者さんは、いきなり治療に入るのではなく、まず“よく話を聞く(問診する)“ことから始めます。「どんなときに」「どんなふうに」異変が起きたのかを丁寧に聴き取り、そこから症状の背景や原因を推測します。そのうえで必要な検査をし、最適な処置を選ぶ。だからこそ、「この先生に診てもらいたい」と思われるのです。
整備士も、実は同じです。
「最近、音が変な気がする」
「なんか燃費が悪くなった」
「特に異常はないけど、見てもらいたい」
こうした言葉の奥にある**“違和感”や“不安”**を見逃さず、車の状態と照らし合わせながら、最適なメンテナンス提案ができる整備士こそ、信頼される存在です。
■ 少し遠くても行きたくなる存在へ
私たちが「ちょっと遠くても、この先生に診てもらいたい」と思うように、お客様にとっても「この整備士なら安心できる」と思ってもらえるかどうかが、整備士としての価値です。
そのためには、**技術だけでなく“聴く力”と“提案力”**が不可欠です。
診断機やマニュアルに頼るだけではわからない、人と車の“生活の違和感”を感じ取る感性。
そして、最新技術にしっかり追いつくための学び続ける姿勢。
整備士も“人を診る仕事”である。
そう意識したとき、整備の現場はもっとあたたかく、もっと信頼される場所になるはずです。
■ 車の進化に取り残されない整備士へ
車の進化は止まりません。
私たち整備士もまた、その変化にしっかり対応していかなければなりません。
「誰よりも機械に強い」だけでは、これからの時代には足りない。
「誰よりも、お客様の不安を理解し、信頼をつなげられる整備士」こそが、
これからの“街一番のお医者さん”なのだと、私は思います。
その“街一番のお医者さん”を目指して私たち整備士も進化し続けられる。そんなエンジニアが増えるよう日々改善していきます。